「副業って、実際みんな何してるの？」──この疑問、めちゃくちゃよく聞きます。
正社員としてフルタイムで働いていると、時間も体力も限られる中で、副業なんて本当にできるのか？と不安になりますよね。
僕も最初は「自分にはムリじゃないか」と思ってました。
でも今や、副業は“特別な人”のものじゃなく、“備える人”の新しい選択肢。
この記事では、他の正社員が実際にどんな副業をしているのか、そしてそれをどうやって会社にバレずに続けているのか、現実的な視点で語っていきます。
正社員って副業してもいいの？基本ルールと現実
正社員でも副業は「できる」時代になってきています。
ただし、やみくもに始めてしまうとリスクもあるので、まずはルールと現実を整理しましょう。
副業解禁の流れと企業側の対応
2018年、厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表してから、日本全体で副業への風向きが変わりました。
2024年には大手企業の約65％が副業を容認しているという調査結果も出ています。
特にIT・広告・メディア系の企業では、「副業＝スキルアップ」として積極的に推奨する動きもあります。
とはいえ、会社ごとに就業規則は異なります。「副業OK」と表向きにしていても、申請が必要だったり、競業避止義務（＝本業とバッティングしないこと）を課されていたりと、裏ルールがある場合も。
「うちは副業OKらしいよ」と安心せずに、まずは就業規則を確認しましょう。
実は多くの正社員が副業してる理由
収入の伸び悩み、物価の上昇、住宅ローン、教育費──。
今の時代、「本業一本で生きていくのは心もとない」と感じる人が増えています。
副業を始める正社員の多くは、華やかな成功を目指しているというよりは、「月3万円でも生活が楽になるなら…」という、リアルで堅実な動機を持っています。
また、スキルアップや人脈づくりを目的に副業を始める人も少なくありません。
営業職がライティングを学び始めたり、事務職の人がWebデザインに挑戦したりと、本業だけでは得られない経験を、副業を通じて積んでいる人も実際にいます。
つまり、副業は“お金稼ぎの手段”であると同時に、“生き方を調整する手段”でもあるんです。
僕自身も、「将来がちょっとでも明るくなるなら…」という気持ちがスタートでした。
他の正社員は副業で何してる？人気ジャンルと実例
「で、結局みんな何してるの？」って、やっぱり気になりますよね。
僕も副業を始めた当初は、周りの人の副業事情がめちゃくちゃ気になってました。
結論から言うと、正社員の副業は「時間と手間のバランスを見極めたうえで、自分に合ったものを選ぶ」ってところに落ち着きます。
スキマ時間で稼げる！副業ジャンルBEST5
まずは、正社員に人気の副業ジャンルを5つ紹介します。
どれも「会社にバレにくい」「専門知識がそこまで必要ない」「スキマ時間で対応可能」という3拍子が揃っているのが特徴です。
- Webライティング／ブログ運営
PC一台あれば始められる王道副業。クラウドソーシングサイト（クラウドワークスやランサーズ）で案件を受注し、月1～5万円を稼ぐ人が多数。 - 動画編集・サムネイル制作
YouTube市場の拡大で、編集ニーズが増加中。Premiere ProやCanvaを使いこなせれば、副業の選択肢がぐんと広がります。 - クラウドソーシングでの事務作業
データ入力や文字起こしなど、地味だけど安定して稼げるジャンル。特に事務職経験者に向いています。 - オンライン家庭教師・スキルシェア
自分の得意を教えるタイプの副業。学歴や専門知識が武器になるので、資格保有者に人気です。 - せどり・転売（注意点あり）
利益率とリスクのバランスが重要。初期費用がかかるため、計画性がないと赤字になりやすいです。
僕の周りの正社員が実際にやってる副業
実例って説得力ありますよね。僕の知人にも、いろんな働き方をしている人がいます。
- 月3万〜5万を稼ぐ営業マン：平日夜にメルカリで中古カメラの転売をやってる。「趣味感覚だけど、ちょっとしたお小遣いになる」とのこと。
- 本業×副業でスキルアップするSE：ノーコードツールを駆使して、個人サイトの構築を受注。将来は独立も視野に入れているらしい。
- 土日だけで月4万円の事務職女性：土曜の午前中だけクラウドワークスでデータ入力。Netflixを見ながらの作業らしい（笑）
要は、副業って「これをやれば正解！」というものじゃないんです。
自分のスキル、使える時間、そして「どんな未来を描きたいか」に合わせて、ベストな副業スタイルを見つけていくことがポイントになります。
バレずに副業するには？正社員のための実践対策
副業を始めようと考える正社員にとって、最大の懸念材料が「会社にバレるかも…」という不安。
はい、めちゃくちゃわかります。
僕も最初は、住民税の通知を見るたびにドキドキしてました（笑）。
でも、仕組みと対策をしっかり押さえておけば、リスクは最小限にできます。
「住民税」でバレるってホント？回避の仕組み
正社員が副業をして会社にバレる主なルートは、ズバリ「住民税」です。
本業と副業の所得を合算した住民税額が、会社に通知されることで「おかしいな」とバレる仕組み。
ではどうするか？
ポイントは「確定申告時に、住民税の徴収方法を『自分で納付（普通徴収）』にする」こと。
これで、副業分の住民税は会社ではなく自宅に請求されるようになります。
ただし注意点もあります。
自治体によっては「普通徴収を希望しても自動で特別徴収にされる」ケースも。
確定申告後に役所に電話で確認するくらいの慎重さが必要です。
マイナンバーと副業の関係
「マイナンバーで副業がバレる」と思っている人もいますが、実はこれ、少し誤解があります。
マイナンバーは税務署や市区町村が納税情報を把握するための仕組みであって、会社に情報が流れることは基本的にありません。
とはいえ、副業収入の記録がしっかり税務署に残る以上、「申告しない＝バレない」ではなく「申告しない＝脱税」です。
ここは絶対に気をつけてください。
税務申告と帳簿管理をラクにするコツ
副業を継続するうえで避けて通れないのが「確定申告」。
年間所得が20万円を超えたら申告義務が発生します。
とはいえ、全部手書きでやるのは非現実的。ここで登場するのが会計ソフト。
- freee
- マネーフォワード
- やよいの青色申告オンライン
このあたりを使えば、帳簿管理〜申告書作成までかなり自動化できます。
「収支を打ち込むだけで申告書が出てくる」と思えば、だいぶハードルは下がるはず。
バレないためには「仕組みを知って、ちゃんと対処する」。
これが一番の防御策。副業はコソコソするものじゃなくて、“賢く管理するもの”なんです。
本業に支障を出さない副業との付き合い方
副業を始めると、次にぶつかる壁が「時間足りなくない？」問題です。
本業に影響が出たら元も子もないし、最悪、評価が下がって昇進コースから外れる…なんて事態も。
だからこそ、副業は「どれだけやるか」じゃなく「どうやって疲れずに続けるか」がカギです。
時間管理と「疲れない副業」の選び方
まず押さえておきたいのが「副業に使える時間を現実的に把握すること」。
平日帰宅後の1〜2時間、土日の午前中など、自分の“空き時間”を洗い出しておきましょう。
ここで大事なのが、体力と集中力も含めて「無理なくできる副業」を選ぶこと。
たとえば、営業職で毎日人と話してクタクタ…という人が、帰宅後にZoom家庭教師とかやったら、正直しんどい。
逆に、静かに一人で作業するWebライティングなら、負担は少なめです。
スキルや興味も大切だけど、「この作業、自分にとってストレス少ないか？」を判断基準にして選ぶことが、長続きのポイントです。
「副業疲れ」を防ぐ3つの工夫
1つ目は、「タスクの細分化」。
大きな仕事を一気にやろうとすると疲れるので、30分単位でできる小さな作業に分解しておくと、取り組みやすくなります。
2つ目は、「リカバリーの習慣」。
副業が習慣化してくると、つい詰め込みすぎる人も。
でも週に1日は“副業お休みDay”をつくるとか、定期的に予定を空けるなど、意図的に休むことが大事。
3つ目は、「副業用のスケジューラーを別に持つこと」。
仕事の予定とごっちゃになると混乱しがちなので、副業タスクはGoogleカレンダーなどに別カラーで管理。見える化しておくだけで、心の余裕も違います。
副業を「生活の一部」に溶け込ませられるようになれば、気持ちにもゆとりが出て、本業の集中力も保てるようになります。「副業って、大変そう」と思う人ほど、“頑張らない工夫”が大切なんです。
正社員×副業が叶える未来と、避けたい落とし穴
副業は、ただ「お金を増やす手段」ではありません。
実は、精神的な安心感や、キャリアの自由度、さらには人生そのものの選択肢を広げる手段でもあります。
でも、その裏には落とし穴もある。だからこそ、未来とリスクの両方を見据えることが大事なんです。
副業が生む「複数収入源」の安心感
副業を始めて実感するのが、「お金以上に、精神的なゆとりが生まれる」こと。
本業一本だと、給料日に合わせて生活を調整したり、昇給を待つしかない。
でも副業があると、「月にあと3万あるから、気が楽」「急な出費があってもなんとかなる」という感覚が持てるようになります。
さらに、副業で得たスキルが本業に好影響を与えることもあります。
例えば、ブログを始めたことで文章力がアップし、報告書やメールが的確に書けるようになった、という声も実際に多いです。
副業は収入を補完するだけでなく、「自分を育てるツール」としての側面もあるんです。
副業が招くトラブルとその対策
ただし、副業にもリスクはあります。よくあるのは、次の3つ。
- 会社にバレる
→住民税の「普通徴収」への切り替え、申告時のチェック、就業規則の確認を怠らないこと。 - 税務トラブル
→年間所得が20万円を超えたら確定申告必須。freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトを活用しましょう。 - 情報漏洩や著作権問題
→本業で得た情報を副業で使うのはNG。たとえ善意でも「守秘義務違反」に問われる可能性あり。副業では“自分の持ちネタ”で勝負することが基本です。
そして、もうひとつ見逃せないのが「時間を奪われすぎて燃え尽きる」こと。
収入が増えても、体や心が壊れたら意味がない。
副業はあくまで“生活の補助線”であって、“人生の軸”にするかは慎重に判断を。
「副業って結局リスクが多いのでは？」と感じる人もいるかもしれませんが、リスクの多くは“知らないこと”が原因です。
正しい知識と工夫があれば、副業はむしろ人生の安定剤になります。
まとめ：副業は「やる・やらない」より「どうやるか」
副業って、「何をすればいいか」も大事だけど、本質は「どうやって続けるか」なんです。
月1万円でも自分で稼いだという実感は、思った以上に心を支えてくれます。
僕自身、最初の収入はブログ1記事で300円。
でもその300円が、未来を少しだけ照らしてくれました。
副業は“勝者の戦略”じゃなくて、“普通の人が人生を守る選択肢”。
やる・やらないじゃなく、「どうやってやるか」、その視点がすべてです。
