30代・40代男の節約生活|我慢より“見直し”でラクになる方法

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

節約ってさ、やろうと思えばいつでもできる。そう信じてた。
でも実際の僕は、いつも「来月からでいっか」の繰り返しで、気づけば毎月赤字。
コンビニ、飲み会、なんとなく加入したサブスク。どれも“必要な出費”だと思い込んでたし、何より、「節約って、余裕ない人がやるもんでしょ?」ってちょっと見下してた。

30代になって初めて気づく。
“余裕ない人”って、まさに自分だったんだって。
家賃は高いし、収入は増えないし、なぜか口座だけスースーしてる。

これは、そんな僕が「節約」に向き合ったときの話。
誰かに教えるほど立派な話じゃないけど、「昔の僕みたいな誰か」が読んだときに、
「…まあ、やってみるか」って思えたら嬉しい。

目次

節約生活を始める前に知っておきたいこと

節約生活イメージ01

「節約しよう」と思った瞬間に、コンビニのコーヒーをやめてみたり、飲み会を断ってみたり、そういう“分かりやすい節約”から入る人、多いと思う。僕もそうだった。だけど、そういうのって、たいてい長続きしない。

なぜなら、節約って「使わない努力」じゃなくて、「何に使ってるかを把握すること」から始まるから。

当たり前に思えるかもしれないけど、実際にやってみると結構できてない。
僕も昔は、「たぶん月に15万円くらいで生きてると思う」とか言ってたけど、ちゃんと家計簿アプリを入れて見てみたら、軽く20万円オーバーしてた。どこに消えてるか? だいたい“なんとなく”使ってるところ。

まずは、自分の支出を把握すること。
固定費(家賃・保険・通信費)と、変動費(日用品・外食・娯楽)をざっくりでいいから分けて、“流れ”を見えるようにする。レシート取っとくのが面倒なら、アプリで連携するだけでも全然違う。
これだけで、「あれ、俺、今月Netflix観てないのに払ってるな」みたいな、“自分の無意識”が炙り出される。

そしてもうひとつ大事なのが、「完璧主義をやめる」こと。
節約って、毎月成功するもんじゃない。飲み会の誘いを断れない日もあるし、疲れた日のUberは正直助かる。だから、“節約してる自分”にちょっとだけ優しくすること。それが、長く続けるコツだったりする。

節約生活で見直すべき固定費と変動費

節約生活イメージ02

「節約するぞ」と意気込んで、まず外食を減らしてみたり、缶コーヒーを我慢してみたり——うん、気持ちは分かる。でも、最初に見るべきはそこじゃない。
節約は“固定費から手をつける”が鉄則。
これは30代になってようやく知った真実のひとつ。

僕の場合、最初に手をつけたのはスマホ代だった。大手キャリアから格安SIMに変えたら、月5,000円近く浮いた。1年で6万円。これ、缶コーヒー300本分です。悲しい計算だけど、リアル。

次に見直したのが保険。「社会人はとりあえず入っとけ」みたいなノリで3つも入ってたけど、よく見たら内容かぶってるし、貯金が少しあれば十分対応できることばかり。結果、最低限の医療保険ひとつに絞ったら、これまた月数千円削減。

家賃も見直す余地がある。都心、駅近、築浅、オートロック。全部そろってるとたしかに安心だけど、それって「本当に今の自分に必要な条件か?」って問い直すと、案外そうでもない。職場もフル出社じゃなくなってたし、思いきって家賃1万円下げたら、精神的にも財布的にも楽になった。

で、ここまでが“固定費”。次は“変動費”だ。
こっちはもうクセが出る。僕のクセは、Amazonで深夜に「これ使えそう」とポチるやつと、仕事終わりのコンビニ立ち寄り。しかも特に必要じゃない物ばかり買ってた。
でも、いきなりゼロにするのは無理。だから「Uberは月に2回まで」とか、「Amazonは“翌朝まで考えてから買う”」とか、小さいルールを自分に課した。それだけでも結構変わる。

固定費はシステムで整える。変動費は習慣で整える。
このふたつのバランスが、節約生活の基礎になる。

無理なく続けられる節約生活のコツ

節約生活イメージ03

節約って、最初の数週間はテンション高くて「俺、やれるかも」ってなる。でもね、そこから2ヶ月後には“節約疲れ”みたいなのがやってくるんだ。
コンビニを我慢して、外食も我慢して、でも結局ストレス溜まって何かの拍子にドカンと出費。…僕も経験済みです。

だからこそ、無理なく続けられる“仕組み”が必要。感情だけじゃ続かない。

たとえば僕は、「1日100円だけ節約してみる」ってところから始めた。
100円って、大した額じゃない。でもこれを30日やると3,000円、1年で36,000円。気づいたら、年末にちょっといいリュック買えるくらい貯まってた。
“節約って、気合いよりも繰り返し”なんだなって、そこで初めて腑に落ちた。

もうひとつ、自分にちょっとしたゲーム性を持たせるのも大事。
「今月はポイントだけで日用品を買い切るチャレンジ」とか、「週1だけは冷蔵庫の残り物でメシを作る縛り」とか。なんかちょっと“バカっぽい”くらいでちょうどいい。楽しくやれる仕掛けがないと、続かない。

それから、個人的におすすめしたいのが「ご褒美貯金」ルール。
節約で浮いたお金を、そのまま貯金口座に入れるんじゃなくて、「これは来月、本を買う資金にする」とか、「これでちょっといい寿司を食べよう」とか、ちゃんと報われる形で“残す”
人間、我慢だけじゃ動けないから。未来の自分にちゃんとニンジンをぶら下げておく。

あとは大事なやつ。人と比べないこと。
SNSで「ミニマリスト生活1万円で生きてます!」みたいな投稿を見ると、心がザワつく。僕なんかまだまだだな…って。でも、それ比べたところで何にもならない。
節約は「自分の暮らしを、自分に合う形に整えていく作業」だと思ってる。他人の生活と比べても、気分が落ちるだけだし、続かないからね。

節約生活に役立つアイテム・サービスの活用法

節約生活イメージ04

節約って、昔は「ひたすら我慢」「質素倹約」みたいなイメージだったけど、今はもっとスマートにできる。
ありがたいことに、テクノロジーとサブスクとフリマアプリが全部“味方”になってくれる時代だからね。

まず、家計簿アプリ。これ、めんどくさがって放置しがちだけど、本気で節約したいなら避けて通れない。
僕が使ってるのは「マネーフォワードME」。銀行口座もクレカも連携してくれるから、自分が“いつ何にいくら使ったか”が自動で可視化される。
手書きノートは3日坊主だった僕でも、これなら続けられた。
「あ、また今月もコンビニ多いな」って“気づく”だけで、次の行動が変わるのが節約の第一歩。

次に、サブスク管理アプリ
「観てないのに払い続けてるNetflix」
「ほぼ開いてないAudible」
…あるでしょ? それ、僕も3つくらい抱えてました。
アプリでまとめて見える化すると、いらないサブスクが一発で炙り出される。「あ、俺これもう解約していいや」ってなる。
地味に月数千円浮く。何より、“使ってないのに払ってる”自分を発見するあの気まずさが、めちゃくちゃ効く。

そして、フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)
「いつか使うかも」と思って押入れにしまってたガジェット、服、雑貨たち。思い切って出してみたら、普通に売れた。
僕なんて、使ってないスマホスタンドが2,000円で売れたこともある。…新品の価格より高く売れてて若干申し訳なかったけど、それもまた経済の味だと思ってる。
節約って、“出ていくお金を抑える”だけじゃなく、“いらないモノをお金に変える”って視点も大事。

何かを削るより、今あるものを活かす
それが、今の時代の節約スタイルだと思ってる。

節約生活を続けたその先に見える景色(まとめ)

節約って、“自分を律する行為”だと思ってたけど、実際やってみて分かったのは、「自分の暮らしを知る行為」だったってこと。

最初はコンビニ我慢したり、アプリ見てため息ついたり、「また赤字か…」って落ち込むこともあった。
でも、ひとつずつ見直して、無理のないルールを作って、たまにご褒美を入れて——そんなことを繰り返していくうちに、
不思議と“お金の心配をしてる時間”が減っていった。

それってつまり、「余裕ができた」ってことなんだと思う。
もちろん、収入が爆増したわけじゃない。でも、自分でちゃんとコントロールできてるって感覚が、じわじわ効いてくる。

たぶん節約の本質って、「我慢の美学」じゃない。
むしろ、「選び直す勇気」みたいなものなんじゃないかな。

いま節約を始めようとしている人がいたら、声をかけたい。
**「全部完璧にやらなくていい。ただ、ちょっとずつ、自分の生活に目を向けてみてほしい」**って。

節約は、自分を縛ることじゃなくて、
「今の自分でもう一回、暮らしを組み立て直す」ための手段なんだと思う。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次