職業訓練の面接で印象アップ!すぐ使える逆質問実例集とNG質問も紹介

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「職業訓練の面接で、何か質問ありますか?」
この瞬間、僕はいつも「あ、来た……!」ってなるんですよ。いや、聞かれた方が緊張するって。準備してなかったら、ほぼ確実に「あ、大丈夫です」で終了しがち。
でも、ここでの“逆質問”って、意外と相手の印象を変えるポイントだったりするらしくて。というわけで、今回は職業訓練の面接で使える逆質問について、一緒に探ってみませんか?僕もまだ全問正解できてないんですけどね。

目次

職業訓練の面接における逆質問の重要性

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なぜ逆質問が評価されるのか?

いや、面接で「逆に質問ありますか?」って言われた時点で、もう“試合終了”みたいな空気になること、ないですか?
僕も以前、質問考えとけばよかったって帰りの電車で3回くらい後悔したんですけど、実はあの時間って、わりと面接官側にとっても重要な時間らしいんです。

なぜかっていうと、逆質問って単に知りたいことを聞くっていうより、「この人、本気でここに来たいと思ってるのかな?」をチェックする時間になってるからです。しかも、受け答えとは違って、“自分からどう踏み込むか”を見る部分だから、ここでグッとくる質問をされたら面接官も印象に残りやすいんですよ。

逆に何も聞かないと、「あれ、志望動機もテンプレだったし…まぁ、どっちでもいいのかな?」みたいな、モヤッとした判断されがち。面接官も人間なんで、「この人、自分の訓練をどう捉えてるか」が垣間見えると、自然と評価も変わるみたいです。

とはいえ、だからといって“聞けばいい”ってわけでもなくて。
「パンフレット読めば分かること」を聞いちゃうと、「え、そこすら読んでないの?」って感じになるので、逆質問って、地味にセンスと準備が問われるんですよね……。

面接官が逆質問で見ているポイントとは?

じゃあ、実際に面接官は逆質問で何を見てるの?って話なんですけど……これ、僕が最初に聞いたとき「え、そこ!?」ってちょっと意外だったんですよ。

大きく言うと、面接官が見てるのは“理解力・関心度・姿勢”の3点セットらしいです。

まず「理解力」。たとえば、訓練内容の質問ひとつでも、「この講座では実践的なスキルも学べますか?」って聞かれたら、「あ、この人はパンフレット読んでる上で、自分の目的と照らし合わせて来てるな」ってなるらしいんですよね。逆に「この訓練ってどういうことするんですか?」みたいな、ざっくりしすぎた質問だと、「あれ、下調べゼロ…?」ってなりがち。

次に「関心度」。ここはけっこう感情的な部分もあるんですけど、「自分たちの訓練をちゃんと見てくれてるな」って思うと、やっぱりうれしいらしいんですよね。僕も誰かに「お前のラジオ、あの回よかったよ」って言われたら、ちょっと照れるけど嬉しいですし。それと同じです、多分。

で、最後が「姿勢」。これは質問の内容そのものというより、“どう聞いてくるか”みたいな部分。言葉を選んでいたり、自分の目的と照らし合わせていたりすると、「この人は真剣に考えて来たんだな」って伝わる。逆に、聞き方がふわっとしてたり、やけに馴れ馴れしかったりすると、それだけでマイナスになることもあるみたいで……。いやぁ、人間ってめんどくさいですね(←僕含めて)。

結局のところ、逆質問って“その人の姿勢”がそのまま出ちゃう時間なので、「自分がどう見られたいか」をちょっと意識すると、質問の中身も自然と変わってくるんじゃないかなって、最近ようやく気づきました。遅い。

職業訓練の面接で使われる逆質問とは?定番&応用例まとめ

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「カリキュラムの詳細を教えてください」は効果的?

正直、僕も最初はこの質問、テンプレっぽいなぁって思ってました。「カリキュラムの詳細を教えてください」って、なんだか就活サイトに書いてありそうなやつじゃないですか。
でもね、これ、聞き方次第でちゃんと“使える”逆質問になるんですよ。

たとえば、ただ漠然と「詳細を教えてください」だけだと、「いや、それ資料に載ってますけど…?」って終わっちゃう可能性が高い。でも、「〇〇というスキルを身につけたいんですが、それに対応した講座はどれくらいの時間がありますか?」とか、「座学と実習の比率って、どのくらいなんでしょうか?」って具体的に聞けると、相手も「あ、この人、自分の目的と照らしてちゃんと考えてるな」と感じてくれるんですよね。

あと、これ地味に大事なんですけど、「カリキュラムの流れに柔軟性があるかどうか」みたいな視点で聞くと、実務で役立つ力を身につけたいという姿勢が伝わりやすいです。僕が実際に聞いたときは、「受講生の習熟度に応じて多少内容を調整することもある」って答えてくれて、「あ、ここちゃんと見てくれてるんだな」って安心した記憶があります。

ちなみに僕の知人がやらかした例なんですけど、「パソコンは触れますか?」って聞いたら、「いや、そりゃ触りますよ」って若干ひきつった笑顔されたそうです……。
情報の取り方も、伝え方も、ちょっとの差で“熱意”にも“準備不足”にも見えちゃうから、やっぱり逆質問って奥が深いなぁと改めて。

「就職支援はどのように行われていますか?」

職業訓練の面接で、実はけっこう“刺さる”のがこの質問、「就職支援って、具体的にどんなことをしてもらえるんですか?」ってやつです。
これ、僕の中では“攻めの逆質問”というか、「訓練をちゃんとゴールまで考えてる人」に見える魔法の一言だと思ってます。

そもそも職業訓練って、スキルを学ぶだけじゃなくて、「そのあと、どう社会に戻っていくか」までセットで支援するのが前提なんですよね。だから、就職支援の内容を聞く=訓練のゴールまでちゃんと見据えている、という風に捉えられやすいんです。

で、ここもポイントなんですけど、「どんな支援があるか」って聞き方だけだとちょっとぼんやりしがち。
だから、「履歴書や職務経歴書の添削はどの程度やっていただけるんですか?」とか、「面接練習の回数やフィードバックの内容って、訓練中にどこまでやってもらえるんでしょうか?」みたいに、実際の自分の不安に近いところから聞いていくと、質問のリアルさが伝わると思います。

あとこれ、個人的に“ズルいな”って思った聞き方なんですけど、「これまでに就職された方の具体的な例を教えていただけますか?」って聞くと、訓練校側も実績を話す流れになるので、こっちもイメージしやすくて一石二鳥なんですよ。
ただし、「就職率ってどれくらいですか?」ってストレートに聞くと、ちょっと点数稼ぎ感が強すぎて引かれることもあるので、その辺は“生活感のある知りたさ”で包んであげるのがコツかなと。

なんというか、こういう質問って「自分の未来を、もうちょっとマシな方に持っていきたい」って気持ちが素直に出せるタイミングなので、臆せずにいきましょう。僕も、前に聞いたときはちょっと噛みましたけどね。

印象に残る逆質問の例【すぐ使える実例集】

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訓練内容や講師に関する質問

「講師の方って、どんな経歴の方なんですか?」
これ、僕が面接で聞いて地味にウケがよかった質問です。いやウケるって言っても爆笑じゃなくて、「あ、それ気になるよね」っていう、“ちょっと大人同士の距離が縮まる”感じのリアクション。

というのも、職業訓練って実務に近いスキルを教えることが多いので、講師がどういう業界経験を持ってるかって、けっこう重要だったりするんですよね。でもパンフレットとか案内文だと、意外と「講師:外部講師」みたいにざっくりしてて、具体的なことが書いてないことも多い。

だから、「例えば現場経験がある方なんでしょうか?」とか、「業界の最新動向を教えてくれたりする場面はありますか?」っていうような聞き方をすると、「お、この人、受け身じゃないな」って思ってもらえる可能性があるんですよ。

あともうひとつ、僕がちょっとだけ勇気を出して聞いたのが、「講師の方と受講生の距離感ってどんな感じですか?」っていうやつ。これも、意外と話が広がりました。「質問しやすい雰囲気を作るようにしてます」とか、「少人数制なので気軽に聞けますよ」とか、こっちとしても授業のイメージが湧くし、それが安心材料にもなるんですよね。

講師のことって、直接教わる人なわけで、実はけっこう“受講満足度”に直結する部分なんです。でも、多くの人がそこを深掘りしないまま入校しちゃって、あとから「思ってたより講師が…」ってなる。僕もそういうの聞いたことあります。

なので、面接の場でそこに踏み込んで質問できると、「この人、ちゃんと長期的な目線で考えてるな」って印象になるし、こっちとしても無駄なギャップを減らせる。逆質問って、ただのアピールじゃなくて、“自分のための情報収集”にもなるってこと、ここで痛感しました。

キャリア支援・就職先に関する質問

これね、僕が一番気になってたところです。
スキルを学ぶのはもちろん大事なんだけど、「じゃあ終わったあと、どこに向かうの?」って部分がぼんやりしてると、ちょっと怖くないですか?「訓練修了=社会復帰のスタートライン」みたいな空気があるぶん、そこのサポート体制って、ほんと死活問題なんですよ。

だから逆質問で、「訓練後の進路って、どんなサポートがありますか?」って聞いてみるのは、むしろ当然の流れだと思います。
ここでのポイントは、「訓練が終わったあとの僕」をちゃんと想像できてるか、なんですよね。

もうちょい踏み込んで、「修了生の方は、実際にどんな業種や企業に就職されてるんでしょうか?」とか、「未経験で入った方が、どのくらいの確率で就職できていますか?」みたいな聞き方をすると、具体的なイメージが持てるし、面接官側も「お、現実的な視点だな」って思ってくれることが多いです。

あ、でもここで注意したいのが、「就職率は?」ってストレートすぎるやつ。
気持ちはわかる。めちゃくちゃ聞きたい。でもこれ、ちょっと攻めすぎると、「えー、数字だけ見てるのか…?」って空気になる可能性あるんですよ。
なので、「過去の方の例で、印象に残っているケースってありますか?」とか、「希望する業界に就職できた方は、どんな準備をされてましたか?」みたいに、数字じゃなくて“ストーリー”で聞くのが、僕的にはオススメです。

キャリア支援の質問って、自分の人生のことだから、本音で聞きたい。
でも、聞き方をちょっと工夫するだけで、伝わる印象ってだいぶ変わるんですよね。
僕も初めてそれに気づいたとき、「面接ってほんと、“伝え方ゲー”だな…」って、コンビニのレジで3分間ボーッとしてました。

受講中のサポート体制に関する質問

訓練って、始まるまでは「ちゃんと通えるかな?」「ついていけるかな?」っていう不安があって。
でも実際に始まると、もっとリアルな悩みが出てくるんですよね。「課題の進みが遅れてるけど、相談できる人いるかな…」とか、「体調崩したときのフォローってどうなるんだろう?」とか。僕もそうでした。初日は「とりあえず椅子に座る」だけで精一杯だった記憶あります。

だから、逆質問の中で「受講中のサポートって、どんなものがありますか?」って聞いておくのは、もう生活防衛レベルで重要です。
これ、別にアピールじゃなくて、“生き延びるための情報収集”ですからね。

具体的には、「課題や実習で分からないことがあった場合、どんなサポートが受けられるんですか?」とか、「体調不良で数日休んだ場合、内容のフォローはどのようにしてもらえますか?」みたいに、リアルな“困りごと”に沿った聞き方が効果的です。

さらにちょっと高度だけど効くのが、「メンタル面で不安を感じたとき、相談できるような窓口はあるんでしょうか?」っていう質問。これ、実際に用意されてるところも多くて、逆にこっちから聞いてくれると「この人、真面目に自分のケアも考えてるな」って思われやすいんですよね。

あと、講師とは別に、クラス担任やサポート担当のスタッフがいるケースもあるので、「受講中に何か相談する場合は、誰が窓口になるんですか?」って聞いておくと、入ってから“迷子”になりにくいです。
僕の知り合いは、誰に声かけていいか分からなくて2週間モヤモヤしてたそうです……。

この辺の質問って、「安心して通えるかどうか」に直結してるぶん、質問するだけでも自分の不安が少し整理されたりします。
いやもうほんと、逆質問って“質問”というより、“確認作業”ですよね、ここまでくると。

他の受講生からの評判・満足度を聞く質問

これね、僕があとから「あ〜〜聞いときゃよかった…!」って後悔したやつです。
なんだかんだで、リアルな声=受講生の評判って、入ってみないと分からないじゃないですか。でも、面接の段階でそれとなく聞けると、地味に強いヒントになるんですよね。

たとえば、「これまで受講された方からは、どんな声が多いですか?」っていう質問。
これは“やわらかい言い回し”だけど、聞きたいのは要するに「ぶっちゃけ、満足してる人多いですか?」ってことじゃないですか。で、それをストレートに言うと角が立つから、ちょっとカーブをかけて聞く。これが大人の技です(…って誰かが言ってた気がする)。

もっと踏み込むなら、「受講を通じてギャップを感じる方もいらっしゃいましたか?」って聞き方もありです。ポジティブだけじゃなくて、ネガティブな声にも触れたいっていう姿勢が伝わるので、「この人はちゃんと現実を見て選ぼうとしてるんだな」って印象を与えられます。

あと地味におすすめなのが、「修了生の中で、特に印象に残っているケースはありますか?」って聞くやつ。これ、面接官も話しやすいし、話がふくらみやすい。僕がこの質問を使ったときは、「自己紹介も苦手だった方が、最後には企業プレゼンまでできるようになったんですよ」って話を聞けて、結構グッときました。

注意したいのは、「評判っていいんですか?」みたいな、ざっくり&単刀直入パターン。
これやると、いかにも“とりあえず聞いときました”感が出ちゃうんで、あくまで“知りたくて質問してる”空気を大事にしたほうがいいと思います。
なんなら、「ネットで調べてたら良い口コミも悪い口コミもあって…実際はどうなんでしょうか?」くらい正直に聞いたほうが、意外と誠実に受け取ってもらえることもあるかもしれません。

人の声って、最後の判断材料になることが多いですよね。僕も、スマホ買う前にAmazonの★1レビューまで読むタイプなので、気持ちはすごく分かります。

NGな逆質問とは?評価が下がる聞き方とその理由

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「その情報はパンフレットに書いてある」系の質問

これ、僕も何度かやらかしかけたやつです……。
面接って、緊張してると頭の中で準備してたことすっ飛んじゃって、つい「あれ?何か聞かないと…」って焦るじゃないですか。で、うっかり「訓練期間って何ヶ月でしたっけ?」とか、「開始日はいつですか?」とか言っちゃう。
それ、たいていパンフレットに書いてあるんですよね。しかも太字で。

もちろん、それ自体が罪ってわけじゃないです。聞いちゃダメってこともないんです。
でも問題は、「そこをわざわざ逆質問で聞くってことは、読んでない or 忘れてる or 興味がない」っていう印象になりやすいところ。
実際、僕が職業訓練校のスタッフさんに聞いた話では、「それ、説明会でも言いましたよ」って質問が続くと、やっぱり「あれ?この人、本当に受けたいのかな?」って感じちゃうらしいんです。

だからこそ、もしパンフレット系の内容を聞く場合は、ひと工夫入れて“自分視点”を加えるのが大事です。

たとえば、「実習の内容って、パンフレットでは概要だけだったので、実際にはどう進められているのか気になってまして…」みたいに、「読んだうえで、さらに知りたい」というスタンスを伝えると印象はガラッと変わります。

このちょっとした違いだけで、面接官の受け取り方が全然違うんですよね。
「読んできてくれたんだな」って思われれば、むしろ好印象になることだってある。

逆質問って、“何を聞くか”ももちろん大事なんですけど、“どう聞くか”のほうがずっと印象を左右する。
僕も最初は“質問するだけでポイントになる”と思ってたんですけど、今は「見られてるのはむしろ、こっちの“姿勢”なんだな」ってしみじみ感じてます。…ちょっと遅かったけど。

給付金や手当ばかり気にしている印象の質問

あの…正直言って、僕もここが一番気になってた時期あります。
「交通費出るの?」「給付金って確実にもらえる?」「バイトしても平気?」って、生活のことだから当たり前に気になる。でも、そこ“だけ”を聞くと、途端に“目的がズレてる人”っぽく見えちゃうんですよね。

実際、面接のときに「給付金って、いつ振り込まれますか?」みたいな質問だけすると、面接官としては「あれ…この人、訓練よりお金の話がメイン?」って受け取っちゃうこともあるそうです。
いや分かります、ほんとに。僕もバイトしてた時期、口座の残高に命かけてたんで。

でも、こういう質問をするなら、背景や文脈をちゃんと添えるのが大事なんですよね。

たとえば、「訓練に集中したいと考えているのですが、生活費のやりくりを事前にイメージしたくて…給付金の支給時期について詳しく伺えますか?」って言い方に変えるだけで、全然印象が違います。
“お金が目的”じゃなくて、“訓練をちゃんと受けるための準備”として聞いている、っていう空気が出せるかどうか。そこが分かれ道。

あと、「バイトってどこまでOKなんですか?」って聞きたくなる気持ち、すっごく分かるんですけど、それも「学習に支障が出ない範囲でのアルバイトについて、事前に確認したいのですが…」みたいに聞けると、ちゃんと真面目さが伝わります。

要は、“聞きたいことをどう包むか”。
給付金のことも、手当のことも、聞いちゃダメなわけじゃない。でも、「生活支援の制度に頼りきるスタンス」だと見られるのか、「生活を整えて学習に集中したい人」と見られるのかで、面接官の目線が大きく変わるんですよね。

僕も昔、コンビニの棚で「特売の缶コーヒーを5本買うか、2本にするか」迷ってた頃、こういう質問の大切さを思い知りました。…いや、ちょっと違うかもしれないけど、まあ、近い。

自分に合った逆質問を作る!準備のステップとコツ

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自分の目的と志望理由を明確にする

逆質問って、テンプレを覚えて使うものだと思ってた時期が、僕にもありました。
「とりあえず“御校の教育方針について〜”とか言っとけばいいっしょ?」って。でもそれ、たいていバレます。しかも、バレたときの“空気の冷え”がすごい。僕は経験者なので身をもって言えます。

結局のところ、逆質問って「あなたは、なんでここに来たいと思ったの?」っていう話なんですよね。
だからまずは、“自分がここで何を得たいのか”をはっきりさせておくのが、全部の土台になるんです。

たとえば、「パソコンスキルを基礎から学びたい」とか、「人と関わる仕事に就きたいので、コミュニケーション訓練を受けたい」とか。別にすごい理由じゃなくていい。むしろ、“ちょっと生活に疲れてて…でも何か始めたくて”みたいな、曖昧なスタートでも全然いいと思うんです。僕もそうでしたし。

大事なのは、「それを少しでも前に進めるには、この訓練が合ってる気がする」っていう、自分なりの納得感。
それがあると、自然と「●●の部分についてもっと知りたいんですが…」って質問が出てくるんですよ。逆質問を“作る”んじゃなくて、“浮かんでくる”ようになるんです。

僕が実際に面接で聞いたのは、「自分の年齢で未経験からの就職を目指す場合、この訓練でどのくらい現実味がありますか?」っていう質問でした。完全に不安のかたまりから出た質問だったけど、面接官の方が「そう思われる方、多いんですよ」って話を広げてくれて、なんか救われたんですよね。

逆質問って、自分の不安や期待を少しずつ“見える化”する作業に近いです。
だから、まずは「なんでここを受けたいんだっけ?」って、自分に問いかけてみること。それが一番のスタートラインなんじゃないかと思います。

相手に好印象を与える言い回しとタイミング

逆質問って、中身も大事なんですけど、“どう言うか”“いつ言うか”で印象が天と地レベルで変わるんですよね。いやほんとに。
僕も一度、「言い方だけでやらかした」っていう苦い思い出があって…。
内容は悪くなかったのに、なんか空気が「……で?」みたいになったんですよ。ツラかった…。

まず、“言い回し”。
ここで大事なのは、「詰問」に聞こえないこと。
たとえば、「就職支援ってちゃんとありますか?」って聞き方だと、ちょっと敵意ある感じに聞こえるんですよね。逆に、「就職支援にすごく興味があって、具体的にどんなサポートを受けられるのか知っておきたいんです」って言うと、“関心のあることに前向きに向き合っている人”に見える。

僕も、質問するときは「ちょっと伺ってもいいですか?」とか、「不安がある部分なので…」って、前置きを添えるようにしてます。
それだけで、グッと柔らかくなるんですよね。言葉ってほんと、包み紙みたいなもんです。

次に“タイミング”。
これ、意外と盲点なんですけど、「今それ聞く?」ってタイミングで質問しちゃうと、いい内容でも雑に聞こえたりするんです。
面接官がまだ流れを作ってる段階で「給付金って…」とかぶっこんじゃうと、「え、いまそれ?もうちょい待って!」みたいな空気に。

逆質問ってたいてい、面接の終盤に「何かご質問ありますか?」って聞かれるタイミングがあるので、そこを待つのが正攻法です。
あとは、面接の中で出てきた話に対して「さっきのお話に関連して伺ってもいいですか?」って挟むのもアリ。ちゃんと聞いてる姿勢が伝わりますし、自然に話がつながる。

要するに、「内容・言い方・タイミング」の三拍子がそろうと、逆質問って“面接の最後のひと押し”になるんですよね。
僕の場合、逆質問がうまくハマったとき、面接官のテンションがちょっと和らいで、「いいですね、その視点」って言ってくれて、あの瞬間だけで1週間くらい自信持てました(すぐなくなったけど)。

面接全体の流れと逆質問のタイミング

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一般的な職業訓練の面接の進行パターン

職業訓練の面接って、最初は「就職の面接とどう違うんだろう…?」って、僕もめちゃくちゃ緊張してました。でも一度受けてみたら、ある程度“型”があることがわかって、ちょっと落ち着けたんですよね。

ざっくり言うと、職業訓練の面接の流れって以下の5ステップくらいが多いです:

  1. 入室・あいさつ
  2. 志望動機や受講目的の確認
  3. 過去の職歴やスキルのヒアリング
  4. 生活状況や受講にあたっての条件確認
  5. 最後に「何か質問はありますか?」=逆質問のチャンス!

特にポイントなのは、③と④あたり。ここで「ちゃんと通えるかどうか」「本当に受講する意欲があるか」を見られてます。生活リズムとか、通所手段とか、地味なこともめっちゃ大事。僕も「自転車で通います!」って言ったら、「大丈夫ですか? 坂多いですけど」って言われて、ちょっと笑われた覚えがあります…。

そして、⑤の「逆質問」のタイミング。ここは完全に“自由時間”なんですけど、逆に言えば、自分の視点を見せるラストチャンスでもあるんですよね。
面接官が「では、何か質問はありますか?」と振ってくれるので、そこにしっかり準備した質問を出せると、「この人、ちゃんと考えてるな」って印象を残せる。

大事なのは、“逆質問までが面接”って意識を持つこと。
僕は昔、「逆質問っておまけでしょ?」って思ってたんですけど、それって、たとえるなら「映画のエンドロール見ずに席立っちゃう人」みたいなもので……いやちょっと違うか。でも、本当の人柄が見えるのって、むしろこの時間だったりするんですよ。

だから、「面接=質疑応答だけじゃない」「最後の質問時間がむしろ一番リアル」くらいの気持ちで臨むと、自分らしい言葉も出しやすくなると思います。

逆質問はいつ?どこで?どう聞く?

「逆質問って、いつどこでぶっ込めばいいのか分からん」
僕が面接前日にメモ帳に書いた言葉です。自分で書いといて情けないけど、たぶんこれ、みんな一度は思うやつなんじゃないでしょうか。

まず基本的には、逆質問は面接の一番最後に“公式タイム”として時間が設けられることが多いです。
面接官が「最後に何か質問はありますか?」って聞いてくれるアレですね。これはもう、「はい!準備してきました!」って心の中でガッツポーズする場面。
ここでの質問は、2〜3個を目安に考えておくとちょうどいいです。あんまり数が多すぎると、「あ、この人しゃべりたいだけだな…」ってなるし、1個だと空気によっては消化不良になりがちなので。

でも、ここで気をつけたいのが“聞き方”。
いくらいい質問でも、ぶっきらぼうに「就職先ってどうなってるんですか?」みたいにぶつけちゃうと、「あ、なんか圧あるな…」ってなります。
なので、できれば「お忙しいところすみませんが…」とか「気になっている点があって…」みたいな“前置きクッション”をつけると、ぐっと印象が柔らかくなるんですよね。

ちなみに、逆質問は「面接官の話に関連させて途中で挟む」という高度テクもあります。
たとえば、面接中に「講師陣は現場経験が豊富です」って説明があったら、「ちなみに、その講師の方がどんな企業で働かれてたか伺ってもいいですか?」って返すやつ。これ、ちゃんと話を聞いてるアピールにもなるし、流れとしても自然でスムーズ。

ただし、これをやるにはタイミングと空気の読みがいるので、基本はやっぱり“最後の時間に聞く”のが安心です。僕もまだ“途中割り込みスタイル”にはあまり成功してません。たまに滑ります。笑

面接って、思ってるより「人と人の会話」なので、逆質問のタイミングを“情報戦”としてではなく、“対話の一部”として捉えると、ちょっと気が楽になりますよ。
「聞くことで自分も知れるし、相手にも知ってもらえる」——僕が逆質問の意味に気づいたのは、終わってから2日後でしたけどね。遅っ。

逆質問リストの作成と練習方法

「逆質問、どうしよう…って考えてたら、前日になってた」
これ、僕が実際にやらかしたやつです。あわてて深夜にメモ帳を開いて、めちゃくちゃ眠い頭で「質問…質問…」って10個くらい考えては削っての繰り返し。
でもね、あれでようやく分かったんです。逆質問って、“その場で考えるもの”じゃなくて、“事前に仕込んどくもの”だって。

まずオススメなのは、自分の目的や不安ごとにカテゴリを分けてリストを作ること。
たとえば:

  • カリキュラム内容
  • 就職支援・実績
  • 受講中のサポート体制
  • 講師や設備の雰囲気
  • 給付金や通所条件

みたいにざっくりと分類して、それぞれに1~2個ずつ質問を用意しておく。
このときのポイントは、「Yes/Noで終わらない質問」にすること。
「〜はありますか?」って聞くと、「はい、あります」で終わっちゃうけど、「〜の具体的な流れを教えていただけますか?」って聞けば、話が広がるんです。これは僕が先輩から教わった“逆質問のコツ”でもあります。

次に、声に出して練習しておく。これ、地味だけどマジで効きます。
僕も部屋でひとりで「すみません、◯◯について少し伺いたいのですが…」って練習してたら、隣の部屋の母に「誰としゃべってんの?」って言われました。気まずかったけど、まあ効果はあったと思います。

それと、“緊張してるときの自分”を想定して準備するのも大事です。つまり、「完璧な文章じゃなくても言えるようにしとく」ってこと。文章をガチガチに決めすぎると、言い淀んだときに余計焦るんですよね。
だから僕は、「話し言葉ベース」でメモを作って、本番では“言い切る”より“伝わる”ことを意識してます。

逆質問って、“準備してきた人”と“してない人”で、ほんとに差が出るパートなんですよ。
たとえるなら、コンビニで「温めますか?」って聞かれるのに「あ、えっと…大丈夫です」って答えたあと、「いややっぱ温めてください!」って言えない感じ。
……うん、ちょっと違うか。でもまぁ、「その場でうまくやろうとせず、準備がモノを言う」という点では似てると思ってます。

体験談や口コミからリアルな情報を得る

逆質問を準備するうえで、自分の中の不安や期待を“言語化する”のって意外と難しいんですよね。
「なんとなく気になる」「ちょっと心配」ってレベルのことを、質問という形に落とし込むのって、けっこう頭を使う。
そんなときに役立つのが、他の人の体験談や口コミです。

僕もよくネットで「○○職業訓練校 体験談」みたいな検索をしてました。で、見つけたのがブログだったり、Yahoo!知恵袋だったり、Twitter(あ、今はXか)だったり。そこにはパンフレットには載ってない、「講師がめっちゃ熱血だった」とか「PCルームのエアコンが効きすぎて震えた」とか、小さなリアルが詰まってるんですよ。

そういう“生の声”を見てると、「あ、自分もこれ気になるかも」とか、「それを聞いておけば安心できそう」っていう視点が生まれてくる。
逆質問って、こういう“他人の視点を自分の不安に変換する”ことで、ぐっと深みが出てくるんです。

あと、できれば修了生と直接話すチャンスがあるなら、それはもう宝物級ですね。僕はハローワークでたまたま隣になった人がその訓練の卒業生で、「先生、めっちゃおしゃべり好きでさ〜」って言ってくれたのがヒントになって、面接で「講師の方との距離感ってどんな感じですか?」って逆質問に活かせたことがありました。
会話のきっかけって、ほんとどこに転がってるか分からない。

注意したいのは、ネットの口コミはあくまで“個人の体験”なので、そこに引っ張られすぎないこと。
悪い評判があっても、それが全体を示してるとは限らないし、逆に良すぎる話もちょっと冷静に見た方がいい。あくまで“参考材料”として、自分の感覚とすり合わせながら使うのがポイントです。

こういう下調べって、面接で直接使うだけじゃなくて、自分の中の「ここに行っても大丈夫かも」っていう安心感にもつながるんですよね。僕も、体験談読みすぎて夢に講師が出てきたことあります(しかも喋り方がタモリさんだった)。

最後に:逆質問って、ちょっとした“自分の味方”なのかも

面接って、どうしても「評価される場所」って思っちゃいがちで、僕もずっとそうでした。でも逆質問って、自分の不安や疑問をそのまま外に出せる、ちょっとだけ安心できる時間でもあるんですよね。
もちろん言い方やタイミングはあるけど、「ちゃんと知りたい」って気持ちは、ちゃんと伝わるんだと思います。

何を聞けばいいか迷ったら、まずは自分がこの先どうなりたいのか、何に不安を感じているのかを、少しずつでもいいから言葉にしてみてください。
そこから生まれた質問は、たぶん誰かの“正解”じゃなくて、自分自身にとって必要なひとことになってくれるはずです。

僕もまだ、毎回うまくいくわけじゃないけど、それでも準備した分だけ少し自信が持てるようになった気がしてます。
そう、たとえるなら——コンビニのレジで袋いりますか?って聞かれる前に「お願いします」って言えた日のちょっとした達成感みたいなやつ、あれです。

あなたの逆質問が、あなた自身の味方になりますように。

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