「アンケートモニターって、家でできるバイトとしてアリなんですかね?」
…うん、それ、僕も一度は検索したことあります。
「スマホでポチポチするだけでお金がもらえる」とか「在宅でスキマ時間にできる副業」みたいな言葉が並んでて、なんとなく“楽して稼げそう感”が漂ってるんですよね。
でも同時に、「いや、そんなうまい話ある?」って疑いもある。
ネットで調べてみると、「やってみたけど全然稼げない」「時間のムダだった」みたいな話もけっこう出てくるし…。
で、結局“始める前からちょっと疲れてる”という。
僕も最初は、「ちょっとしたお小遣いになればいいや」と軽い気持ちで始めようとしたんですけど、実際のところどうなのかって、やってみる前にある程度知っておいたほうがいいこと、けっこうあるんですよ。
このページでは、アンケートモニターの仕組みや稼ぎやすさ、続けてる人/やめた人の声まで、始める前に知っておいて損はないポイントをギュッとまとめました。
「やる・やらない」は人それぞれ。でも、“知らずに始めて後悔”するより、“知ったうえで選ぶ”ほうが、たぶん気持ちがラクです。
アンケートモニターのバイトって本当にアリ?初心者がまず知るべきこと

“家でできるバイト”って聞くと、ちょっと心が動くんですよね。
電車通わなくていいし、接客もないし、スマホでできるとか言われたら、「え、それもう理想じゃん」ってなる。
でも、アンケートモニターに関しては、“理想”の手前にちょっとしたギャップがあることも事実でして…。
ここでは、僕なりに「まず知っておいた方がいいこと」を整理してみました。
アンケートモニターとは?仕事内容と仕組みをざっくり解説
ざっくり言うと、「企業や調査機関が集めたい意見を、あなたが代わりに答える」っていう仕組みです。
登録するとアンケートが届いて、それに答えるとポイントや報酬がもらえる。
多くのサイトは、スマホやパソコンで回答する形式ですね。
内容は、「最近買った家電は?」とか「この商品のパッケージ、どう思いますか?」みたいなわりと日常的なものが多いです。
ただし、答える前に「あなたはこの商品の対象になりますか?」っていう予備選考(スクリーニング)に落ちると、報酬がゼロになることも…。
そして、実は「回答するだけで報酬がもらえる」タイプのアンケートって、そんなに多くないんです。
「抽選でもらえる」とか、「大量に答えないと換金できない」とか、“地味にハードルがある”パターンもわりと多いのがリアルです。
バイトとして成立するの?時給換算・平均報酬のリアル
これ、たぶんみんな気になってるやつ。
僕も最初に調べました。「1日30分で〇円!?」みたいな数字を見て、「じゃあ2時間やれば…!」とか電卓叩いたりしてね。
でも実際に計算してみると、時給換算で数十円〜数百円が相場。
1件あたりのアンケート報酬は5円〜30円くらいが一般的で、長めのものでも100円を超えるのはレア。
「じゃあどれだけ答えれば1,000円になるの?」って考えると、まぁ…わりと根性いります。
しかも、スキマ時間にできるといっても、「たった3分」×10件=30分とかザラにあるので、
気づけばスマホの前で「何してたんだっけ?」ってなる日も。
つまり、「バイト」として考えるとコスパはかなり低い部類。
その代わり、「誰でもできる」「在宅OK」「履歴書不要」っていう気軽さはあるので、“お金より手軽さ”を重視する人向けのポジションだと思っておくのが無難です。
「怪しくないの?」安全性と信頼できるサイトの見分け方
「お金がもらえる=怪しい」っていう警戒心、正直すごく大事です。
アンケートモニターって、名前だけ聞くと「なんか新手の詐欺なのかな…?」って思われがちなんですが、ちゃんとした企業が運営してるケースが大半です。
たとえば「マクロミル」「リサーチパネル」「infoQ」あたりは、運営会社も上場してたり、実績があったりするので、基本的には安全です。
逆に注意すべきは、
- 登録時にクレジットカード番号を求めてくる
- 報酬の説明が異常にふわっとしてる
- サイトがやたらと豪華で、やたらと押しが強い(“今すぐ登録!”系)
このあたりが揃ってると、「それっぽいだけで、実態がない」ケースもあるので、ちょっと冷静になった方がいいです。
安心して使えるサイトかどうかを見分けるには、
- 会社名を調べる(ググる)
- 利用者の口コミをチェックする(SNS・Q&Aなど)
- 特定商取引法の表記ページがあるか確認する
この3つをセットで確認しておけば、大きな失敗は避けられます。
実際にやってみた人の声:やめた理由と続けている理由

検索してると、「アンケートモニター 稼げない」「やめたほうがいい」っていう声もあれば、「月に数千円くらいにはなるよ」みたいな肯定的な意見もあったりして…結局どっちなの?ってなるんですよね。
たぶんこれは“どっちも正しい”やつです。
やってみた結果、合う人もいれば、合わなかった人もいる。それだけの話なんだけど、その理由を知らずに始めちゃうと「え、思ってたのと違う…」ってなりがち。
なので、ここでは「やめた人」「続けてる人」それぞれのリアルな声や背景を見てみましょう。
やめた人が感じた「時間のムダ」と限界ポイント
やめた人に共通してるのは、だいたいこんなセリフです。
「頑張ったわりに全然お金にならない」
「換金までが遠すぎる」
「スマホ見てる時間がただ疲れただけだった」
僕も登録して最初の1週間くらいはちょっと楽しかったんですよ。「お、アンケート来てる!」って通知にちょっとだけワクワクしたりして。
でも、それが1ヶ月たつ頃には、「あ、またスクリーニング落ちた」「5円のために10分使った」みたいなテンションになってました。
特にしんどいのが、“換金に必要な最低ポイントまでが遠い”パターン。
「300ポイントから換金OK!」って言われても、1回3ポイントとかしかもらえないと、100回以上答えなきゃいけないんですよね。
そのうち、「あれ?これ俺、労働じゃなくて時間の投資にすらなってないか…?」って思って、自然とフェードアウトしました。
逆に「続けている人」が語るメリットとは?
一方で、続けてる人ももちろんいます。そしてその人たちの多くは、“稼ぐため”というより“ついで感覚”でやってるのが特徴。
「通勤中の電車でポチポチするだけ」
「テレビ観ながら回答してる」
「ポイントサイト経由でやってるから、ダブルで得してる」
つまり、“生活のすき間を埋める感覚”でやると、意外と悪くないんですよね。
「お金を稼ぐぞ!」って気合い入れて始めると割に合わないけど、「なんかやってるだけでポイント貯まるし、まぁいいか」くらいだと、ストレスにならない。
あと、ポイントサイトと組み合わせて「ついでにポイ活」する人もけっこう多くて、「楽天ポイントが増えた」とか「月に1,000円くらいにはなるよ」みたいな話もちらほらあります。
続けるかやめるか迷ったときの考え方のヒント
これは僕の実感でもあるんですけど、「なんのためにやってるのか」がボヤけてると、だいたいしんどくなります。
「ちょっとでもお金になればいいかな」って思って始めたのに、
だんだん「全然足りないじゃん」ってイライラしたり、
「これで時間使っていいのか?」って自己嫌悪したり。
でも、「暇つぶしに3ポイント」「スキマ時間をちょっと有効活用」ってくらいの温度感なら、意外と続けやすい。
つまり、“目的が曖昧すぎると苦しくなる”けど、“自分の中で納得できる理由があるとラクになる”ってことです。
判断の軸としては、「その時間、他に使ってもっと満足感あるか?」を一度考えてみると、意外と答えが出たりします。
こんな人は向いてる/向いてない?判断ポイント

「で、結局アンケートモニターって、自分に向いてるのかどうか…」
これ、たぶん多くの人が最後まで迷うところなんですよね。
良いところも悪いところもある中で、どこで線を引くか。
ここでは、“僕自身が見てきたタイプ別の傾向”として、向いてる人/向いてない人のざっくりした特徴を整理してみます。
時間の使い方・稼ぎ方のタイプで分かれる
たとえば、「稼ぎたい」人と「ちょっとした達成感がほしい」人では、アンケートモニターの見え方がまったく違うんですよね。
- ✅ 向いてるタイプ
→ スキマ時間を気軽に埋めたい人/スマホで作業するのが好きな人/“ちょっとでもポイントが貯まるのがうれしい”って思える人 - ❌ 向いてないタイプ
→ 時間に対して明確なリターンを求める人/短期でガッツリ稼ぎたい人/「時間=お金」で考えるクセが強い人
前者は「気楽さ」「スキマ埋め」「ちょっとした自己満足」を重視してるからこそ続くけど、
後者は「コスパ悪すぎ」「なんでこれに時間使ってるんだ…」って思いがちなんですよね。
目的がはっきりしていれば続けやすい
あと大事なのは、“始める前にちゃんと目的を言語化できてるかどうか”です。
- 「今月あと500円あればランチ代にできる」
- 「スマホ触る癖があるから、せめてそれを活かしたい」
- 「ポイ活の一部としてやってるだけ」
このくらい具体的にイメージできてれば、わりとストレスなく続けられます。
逆に、「なんとなくお小遣い稼ぎになればいいな~」っていうふんわりスタートだと、途中で「これって意味ある?」って立ち止まりがちです。
目的って、稼ぐ金額じゃなくて、納得できる理由があるかどうかなんですよね。
少しでも「うーん」と思ったらやめてもOK
「向いてるかどうか」って、たぶん最終的には感覚です。
やってみて、「うーん…楽しくない」「気が乗らない」「やらなきゃって義務感が出てきた」って思ったら、それがもう答えだと思ってます。
無理に続けるものじゃないし、
誰かが「それでも月1000円になるよ!」って言ってても、あなたがストレス感じてたらその1000円は高すぎる。
逆に、「あ、意外とハマるかも」って思えたなら、それはそれでOK。
向き不向きに“正解”はないので、少しやってみて、「あ、違うな」って思ったら、そこでやめるのもぜんぜんアリです。
アンケートモニター以外に向いてる「ゆるバイト」候補

「アンケートモニター、気になるけど…なんか踏み切れない」
あるいは「やってみたけどピンとこなかった」
そんな人に向けて、ここでは“アンケートモニターの代わりになりそうな、ちょっとゆるめの在宅バイト”をいくつか紹介しておきます。
どれも「誰でも」「すき間時間に」「スマホでもできる」をなるべくキープしつつ、
アンケートよりはちょっとだけ“報われ感”のある選択肢です。
ポイ活・レシート投稿アプリなど手軽系
まず、アンケートモニターとほぼ同じノリで始められるのが「ポイ活系アプリ」。
- 歩数計アプリ(例:トリマ、aruku&)
→ 歩くだけでポイントが貯まる。“外に出るだけで報酬が発生”という魔法。 - レシート投稿アプリ(例:ONE、itsmon)
→ スーパーやコンビニのレシートをスマホで撮るだけ。数円〜数十円単位で還元される。 - ポイントサイト経由の広告利用(例:ハピタス、モッピー)
→ ネットショッピングやサービス登録を通じてポイントがもらえる。うまく使えば実質無料で買い物も。
ポイント単価はアンケートと似たり寄ったりだけど、“ついでにできる”のが強いんですよね。
「何かしてるついで」なら、あまりイライラしないし、「ちょっと得した気分」で終われる。
在宅でできるクラウドワーク・タスク案件
もう少し“副業寄り”に進むなら、クラウドソーシングがおすすめです。
よく名前が挙がるのは「クラウドワークス」や「ココナラ」、「シュフティ」など。
- 簡単なアンケート集計
- データ入力
- 音声の文字起こし
- 「この商品の説明文を100文字で書いて」みたいなマイクロライティング
こんな感じで、初心者でも取り組める軽めの案件も多いです。
単価は50円〜数百円くらいですが、アンケートより“仕事してる感”があるのと、
ちょっとずつスキルアップしていけば単価も上げられるのがポイント。
ただし、「最初は登録とかプロフィール作成がちょっと面倒」なので、気軽さではポイ活に劣ります。
「稼げる」より「疲れない」ことを優先する選択肢
最終的に、僕が思うのはこれです。
「稼げるかどうか」より、“気持ちが疲れないかどうか”が大事。
アンケートモニターも、ポイ活も、クラウドワークも、それぞれメリット・デメリットがあるけど、
どれも“地味に積み重ねる系”の作業なんですよね。
だからこそ、「これなら疲れない」「これならやってて損した気分にならない」っていう感覚を大事にしたほうがいい。
稼ぎは小さくても、「これなら続けられるな」って思えるほうが、最終的にコスパいいんですよ。
100円の報酬より、ストレスゼロの15分。僕はそっちの方がうれしいタイプでした。
【まとめ】始めるのもやめるのも自由。でも「知らないで始める」のは損
アンケートモニターのバイトって、始めるのはほんとに簡単なんですよね。登録して、スマホでポチポチ答えるだけ。
でも、その“簡単さ”の裏にある現実を知らないまま始めちゃうと、
「全然お金にならない」「時間ムダだったな…」ってあとから感じちゃうこともある。
僕自身も、「まぁちょっとしたお小遣いになるでしょ」と思って軽い気持ちで始めようとして、
調べてるうちに「うーん、思ったよりシビアかもな」と立ち止まりました。
この記事で伝えたかったのは、
「やってみるな」って話じゃなくて、“やる前に知っておこう”というだけのことです。
誰にでも向いてるわけじゃないけど、ハマる人もいる。
そして「ちょっと違うな」と思ったら、やめてもまったく問題ない。
始めるのも、やめるのも、“正解”じゃなくて“選択”です。
ほんの少しでも、これから始めるか迷ってるあなたのモヤモヤが軽くなってたらうれしいです。